きっと、うまくいく
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前回がいつだったか・・・
忘れてしまうぐらいお久しぶりです。
久々に書かせて頂きます。
先日、一本のインド映画を観ました(当然自宅で)。
その映画を知ったきっかけは、シソンヌというお笑いコンビのコントでした。
転勤を控えた一人の会社員が訪ねたインドカレー屋で
その店主とかみ合わない会話をします。
とても面白いコントだったので、タイトルだけでしたが
そこに登場した映画にも興味が湧いたのです。
「きっと、うまくいく」
直後に調べていつでも観られる状態ではあったのですが
なかなか観ることができませんでした。
それは何故か・・・・・・・・・・・・・・・
何せ長いッ!
2009年公開とそこまで古くない割に上映時間・・・
171分ッッッ!!!
私の好きな映画の中ではサウンド・オブ・ミュージックに並ぶ長さ。
(ちなみにサウンドオブ~は174分)
しかし今の私にはそれだけの時間があるッッ!(泣)
というわけで観ました。
良かった・・・すごく良かった・・・
長かったけど・・・ww
最初は名門工科大学に通うことになった3人の男たちが
ただただ馬鹿をやるような、そんな映画かと思いました。
しかし始まってから35分を過ぎた頃、
主人公3人の内の一人ランチョーが、
とある友人が諦めざるを得なくなったドローン制作を引き継ぎ完成させ、
校内を撮影しながらその友人のもとへ飛ばした先で見たものは・・・
というところから話は急展開!
一気にシリアスな部分も加わって引き込まれる引き込まれる。
途中、いかにもインド映画らしい唐突な歌え踊れのシーンもしっかりありつつ
自然に転換する現在と過去。
構成もさることながら自然を活かした映像も素晴らしく、
長いながらも飽きさせない作りでした。
作中に登場しタイトルにもなっている「きっと、うまくいく」は
”all is well”の視覚方言”Aal Izz Well”を訳したもの。
由来はイギリス統治時代のインドで、
夜警がこの言葉を口にしながら街を見回っていたということ。
どんな苦境にありながらもこの言葉を唱えながら
とにかく前進していく主人公たち。
その姿は今まさに新型コロナウイルスと戦う
この苦境を乗り越えるために必要な力のように感じました。
今たくさんの人がそれぞれの立場や環境の中で
とても苦しい思いをしているのだと思います。
でも、この苦しみを超えた先にあるものを掴むまで
決してあきらめてはいけないんだとこの映画を観て思いました。
一人ひとりができることは少ないかもしれませんが
みんながそれを意識して実行すれば
必ず大きな力になると思います。
「きっと、うまくいく」 そう信じて!
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