ストレッチの効果 最終回
前回の続きです。長いです。 お付き合いください。
お待たせしました、
2、昔から変わらず、とことん硬い人
に当てはまる方々。
はじめから諦めてしまって ストレッチって何?と 自暴自棄になっている人、
頑張ってはみた(いる)けど どうにもならないという人、
ストレッチの目的をどう考えていますか?
柔らかくなる、柔らかくなろうと 考えていませんか?
それは決して間違ってはいませんが、
努力が報われるとは限りません。
最近、誰でも柔らかくなると言っている人を 見かけましたが私はそうは思いません。
前回、
1、昔はもっと柔らかかったのに
硬くなってしまったという人
というパターンを紹介しましたが、
それに当てはまる人は やればできる可能性があります。
しかし、2番に当てはまる人は 限界があることが多いと思います。
成長過程で、筋肉と骨格のバランスが 悪くなってしまった場合、
関節可動域に制限が起こります。
この制限を解くのはおそらく 個人レベルのストレッチでは
ほぼ不可能に近いと思います。
専門家レベルでも やはり限界はあると思います。
希望を捨てるなと言いっておきながら、
だいぶ厳しいことを言っていますが・・・
さて、ちょっと遠回りをしましたが
2番の人が持つべき目的意識 ・・・それは・・・・・
現状維持です!
「ひっぱっておいてなんじゃそりゃ⁉」
と思った方が多いと思いますが、
これがすごく重要なんです。
なぜかというと、
柔らかくなることを目標にしてしまうと
結果が出ないと感じた時点で 大体の人が辞めてしまいます。
しかし、ストレッチの本来の目的は
運動時のケガの防止や パフォーマンスの向上であったり、
運動不足時に最低限の筋伸縮を 起こすことで血流を促し、日々の疲労の 蓄積を軽減させることだったりします。
そして 何より重要なのは、何もしなければ
加齢と共に筋肉は必ず硬くなっていく
ということです。
ストレッチを継続することで 10年後、 今と同じ柔軟性を確保できていたとすれば
すなわちそれは加齢による筋硬化を防ぎ、
本来マイナスへ進むはずの柔軟性を
プラスへ方向転換できている ということになるのです。
そしてもし、今より柔らかくなっていたら
ラッキー♪
と思うようにしましょう(笑)
筋肉の柔軟性はあったほうが良いものですが
無理は禁物です。
自分の身体と相談しながら
自分に合うものを選択して
続けてみてください。
実感がどれだけあるかはわかりませんが
身体にとってきっと良いことが起きる(起きている)はずです。
2016年、最後に皆さんに伝えたい事それは、
柔らかい人にも硬い人にも
運動とストレッチはとても大事で、
なにより継続することが大事ということです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2017年が皆さまにとって良い年になりますように。
また来年もよろしくお願いいたします。