〇〇するだけで・・・
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テレビや雑誌などでよく見るこのセリフ
〇〇するだけで・・・
「え、それだけでいいの?」
「それだったら自分にもできそう」
なーんて思ってやってみた という方も多いんじゃないでしょうか?
ただ、この 「〇〇するだけで・・・」
意外と危ない場合が多いのでご注意を。
この見出しがついてるもののほとんどが、
紹介されている通り、 誰にでも簡単にできることです。
しかし誰にでもできるけれど、 あなたに合っているかどうかはわかりません。
説明の中に自分に当てはまる要素が あったとしても、オールOK というわけではないのです。
それと、最近はインナーマッスルを トレーニングすることを勧めるものが 多いのですが、これは特に気をつけなければいけません。
インナーのトレーニングは 緩やかに運動させるものが多いため、
やったと時に疲れの実感を伴わない もしくは、感じ方が弱いものが大半です。
ですが、インナーマッスルというのは 運動を日常的にしていない限り
普段あまり活躍の場がない筋肉です。
もちろん、 身体を支えたりしている筋肉なので、 常に最低限の仕事はしてくれています。
しかし、トレーニングとなれば別です。
当然運動負荷がかかった分疲れます。 普段動かしていないところほど疲れます。
インナーマッスルのトレーニングを 紹介しているものには、体幹を鍛えることの 重要性を説明し、普段使えていない部分を 使うことで代謝を上げるという目的のものが多いと思います。
ただここに落とし穴があります。
先ほども書いた通り
”普段動かしていないところほど疲れやすい”
そしてさらには
”インナーの疲労は表に出にくい”
ということです。
速筋と呼ばれるアウターの筋肉は 疲労のサインがすぐに出ます。
簡単なところでは筋肉痛がそれです。
しかしインナーは その場での疲労感は多少あっても
強い疲労のサインは出ないことがほとんどです。
その為知らないうちに疲労をため込んで 突然大きなトラブルにつながることもしばしば。
本人は痛い・だるいなどの症状がないので、 突然起きたトラブルに思い当たる原因が ないということも多く非常に厄介です。
先日も普段腰痛のある方が、テレビで 「朝起きた時腰が痛い人」を対象にした体操? を紹介しているのを見て 自分に当てはまると思って実践してみたら、 翌日から強い腰痛になってしまったという相談がありました。
一見、対象者をものすごく 絞り込んでいるように思いますが、
朝起きた時に痛む原因は人それぞれ様々です。
それを 一つの運動で何とかしようというのは無理があります。
おそらく画面のどこか、もしくは説明の中で 個人差があるくらいのことは言ってるでしょうが、
はたしてその個人差によって当てはまる人と 当てはまらない人、どちらが多いのでしょう?
テレビや雑誌は
あなたの身体を知りません
そのくせ
さも当てはまる人が多いようにみせてきます
自分に合う運動やトレーニング、 ストレッチを探すのは難しいことです。
過去の運動経験や、怪我の有無、 それによる筋肉のバランスや筋肉量などなど・・・
個人差がありますなんて 一言で解決できるほど簡単なことではないのです。
長くなりましたが皆さんも
〇〇するだけで・・・
には十分気をつけてくださいね。
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