首と枕
今回は、悩んでいる人も多いと思う「枕」の話です。
この「枕」というもの。
ほとんどの方が使っていると思いますが、
なかなか合うものが見つからないという方も多いようで
形や素材をいろいろ試してみたり、オーダーメイドしたりと様々です。
そんな、枕に悩んでいる人に多いのが
「ストレートネック」と呼ばれる首の方。
何それ?という人もいると思いますからちょっと解説。
そもそも人間の背骨には、 生理的湾曲というS字のカーブがあります。
頚椎(首)では前、胸椎(胸)では後ろへ、
腰椎(腰)ではまた前、さらにその下の仙骨でまた後ろ
というように、前後へカーブする、
これが生理的湾曲というものです。
この湾曲、何をしてくれているかというと、
背骨や腰などにかかる圧迫(頭の重さなどの重力)を分散させるという、 直立で生活する「人間」なる生き物には なくてはならない仕事をしているのです。
さてそこで、「ストレートネック」とは何か?
なんとなく察しのついた方もいるんじゃないでしょうか?
本来あるべき頚椎の前への湾曲(前湾)が足らない、
もしくはほとんど無い状態(角度30度以下)
それが「ストレートネック」なのです。
なぜそういう状態になってしまうのか?
次回はその原因を探ります。