運動って必要? その4
またまた前回からの続きです。
今回も運動について考えていくお話。
テーマは、 「量より質を考えろッ!」
このテーマ、特にこれから運動を始める方にとって重要です。
もちろん、すでに運動をしている方にも大切なことです。 これはもう読んで字の如しッ! 「量」は運動をする時間や回数のことですが、 「質」とはその運動によってどの筋肉が使われているか、 つまり「目的」は何なのかということです。
テレビや雑誌などで紹介されるものは、
「この運動を〇〇分続けましょう!」とか、
「これをXX回、△セットだ!!」
と言いますが、はたしてそれが
自分にあっているのかは怪しいものです。
ですが、基準とするものがないため
自分で決めるのはなかなか難しい・・・。
まず考えるべきは、その運動が自分の「目的」にあっているかという事。 (※詳しくは「運動は必要なのか その2」を参照ください)
「目的」にあっているならば、ただただ
回数や時間を長くやるのではなく、その運動が
何を(どこを)狙っているものなのかを考えてください。 たとえば「歩く」ということを運動として考えるなら、
「量」は当然時間や距離、
「質」は歩幅やスピードといったところです。
「歩く」ということは、運動の中でも
筋肉の動きがとても小さいものです。 ですから、歩幅を広くとったり、スピードを上げるというように
筋肉の運動量を上げないと、極端に言えば立ちっぱなしで
じっとしているのとあまり変わらなくなってしまいます。
身体のどこを動かしているのか、どこに働きかけているのかを しっかりと考えて筋肉を使うことが大事です。
ただ時間や距離ばかりを長くすればいいというものではありません。
その「質」を考えなければ、せっかく時間をとっても
運動にならない上、疲ればかりが残ってしまいます。
話を戻すと、 もし今やろうとしている事(やっている事)が
「目的」に合っているなら、その運動の「質」を考え、
それに見合った「量」を自分で判断することが大事ということなんです。
「質」を考えず「量」ばかりにとらわれてしまうと、
気がつかないうちに(特にインナーマッスルのトレーニングになるもの)
自分の許容量をオーバーしているなんてことになってしまいます。
すると、その時は大丈夫でも、続けていく過程や、
その運動をやめてからしばらくしてダメージが出てくるのです。 みなさんも、今の運動やこれから始める運動が自分の身体に見合っているか
「量より質」で考えてみてください。