首と枕 その2
今回はストレートネック、その原因。
なぜストレートネックというになってしまうかの解説としてよく見かけるのが
「現代人の仕事」に原因があるというもの。
![](https://static.wixstatic.com/media/30ca06_7599fd185dfb41c19ac37f4deafbc9fc~mv2.jpg/v1/fill/w_107,h_160,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/30ca06_7599fd185dfb41c19ac37f4deafbc9fc~mv2.jpg)
「今の人たちは、仕事などで座り姿勢、固定された状態になっていることが多く 前かがみになりがちな為、頭が前に下がり、頚椎の湾曲がなくなっていく。
なので、姿勢を正して背骨全体のバランスをとって改善しましょう。」
こんなところが、一般的に書かれているようです。
確かにそれも一つの原因になると思いますが、
そうするとこの「ストレートネック」とやらは
一過性のものであるということ?
本当にそれだけ?
確かに、ストレートネックから来る症状は
施術により改善できることが多いですが、
症状の改善と、頚椎の湾曲を取り戻すのとは別の話です。
症状が緩和したり改善したからといって、
湾曲が正常な状態になっているとは限りません。
我々にできることは、基本、‘その人の正常な状態から、
疲労したり、スポーツなどでバランスの悪くなった筋肉などの
影響により歪んでしまったものをもとに戻すというものです。
なので、子供の頃の寝方や姿勢、遊びや運動、
そして遺伝的要で出来上がってしまった湾曲を変えるというのは
かなり厳しい話だと思います。
![](https://static.wixstatic.com/media/30ca06_5748495c2c094feebac7dba5b9457303~mv2.jpg/v1/fill/w_115,h_77,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/30ca06_5748495c2c094feebac7dba5b9457303~mv2.jpg)
あなたのストレートネックが一過性のものであれば、
湾曲を取り戻すこともできるでしょうし、
その後の生活に気を付けていれば
良い状態を維持することもできると思います。
しかしそれが成長過程に出来上がってしまったものだとしたら、
症状が良くなってもストレートネックであることに変わりはないですから、 日頃の生活の中でしっかりと疲労に対する対処をしていかないといけません。
それは単純なストレッチや簡単な体操(これについては後日)、
そして重要なのが‘枕‘です。
次回はストレートネックが引き起こす症状とその原因、
そして枕の役割についてお話します。