運動と筋肉 その2
さて今回は、前回の続き。
運動によって体にうまれたバランス差と、
それにより起こってしまった痛み等をどうしていくかです。
すでにバランスに差があり痛みなどの具体的な症状を伴っている場合、
骨格にまで影響が出てしまっている可能性が大きいので
適切な場所で施術を受け、痛みをとってもらいましょう。
(この場合はカイロ。怪我などで筋肉に問題がある場合は 接骨(整骨)が良いでしょう。)
そしてここからが大事です。
いくら骨格を正しい位置にもどしても、
筋肉の状態が悪ければまた同じ症状が出てしまいます。
それを防ぐためには、自分の筋肉のバランス差を把握して、
その差を打ち消すようにストレッチをしたり 筋肉を動かしたりしてあげてください。
(よく使っていた方の筋肉が硬くなっている可能性が高いので、
左右均等ではなく、そちら側を意識してストレッチを多めにしたり、動かしたりします)
![](https://static.wixstatic.com/media/30ca06_002a423d8a1b4f36a2c0207024137cf1~mv2.jpg/v1/fill/w_115,h_77,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/30ca06_002a423d8a1b4f36a2c0207024137cf1~mv2.jpg)
また、この話は過去の運動のみならず、
現在運動をしている人、
これから運動を始めようと思っている人にもいえることです。
動の理由は様々(運動不足解消やダイエット)でしょうが、
次にあげるポイントに注意してみてください。
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1,その運動、過去に経験ありますか? 2,その運動量、今の自分に必要ですか? 3,その運動、この先続けられますか?
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まず大切なのは、目的が何なのかを明確にすることです。
それは運動不足解消とか、ダイエットとか言うものではなく
筋肉を動かしたいのか、 トレーニングしたいのかということです。
同じように聞こえますが、違います。
トレーニングというのは、
筋肉に負荷を与えて筋肉を太らせる作業によって スポーツ等で、より上を目指していたり、 現在の運動の質をキープしたい人、筋代謝を上げることで 体を絞りたい人がやると良いもの。
一方、筋肉を動かすということは
筋肉への負荷は必要最低限で、いま自分の持っている筋肉
(もしくはちょっとだけはみ出すくらい)を
できるだけ使ってあげるというものです。
トレーニングであれば、ジムやDVDなんかを観ながらやれば良いと思います。
もちろんそれをやるにしても、もともとの筋肉のバランスや
続けられるかに注意しながらやるべきでしょう。
運動前後のストレッチは欠かさないように。
ただ、
もしあなたが単に日ごろの運動不足解消のためにそれをやっていたり、
これからやろうとしているなら、私はあまりお勧めしません。 なぜなら、過度のトレーニングは
今の自分の生活で使えない筋肉をつけてしまう可能性が高く 続けるのが難しい場合が多いからです。
いつもデスクワークをしている人が、
ベンチプレスで何キロあげても日常ではそうそう使えませんよね。
![](https://static.wixstatic.com/media/30ca06_c9239dea87184cca9ee4c14d2fbd5659~mv2.jpg/v1/fill/w_115,h_77,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/30ca06_c9239dea87184cca9ee4c14d2fbd5659~mv2.jpg)
仕事をしている人の場合、忙しくなるとできなくなる可能性が高い。
一度満足してしまうとやめちゃうケースがとても高いのです。 できなくなれば筋肉は硬く収縮し、また悪循環に入ってしまいます。 そうならないように運動不足を解消するには、
筋肉に対する負荷はあまり大きくなく、
続けられるものを選ぶようにするのが一番だと思います。
たとえば
いつもより少し歩幅を大きくとって
筋肉が使われていることを確認しながら歩いてみたり、
過去にスポーツの経験がある人であれば、
そのとき使っていたであろう筋肉を意識して動かす
(テニスをやっていた人なら、筋肉を意識して素振りのような
動きをするという感じ。※ラケットは持たなくてよいです(笑)
ということでも良いでしょう。 大事なのは、
いま自分の持っている筋肉をいかにして動かし、
血流を促すポンプ作用を起こし代謝を上げるかということです。
適度な運動とストレッチ、それを継続するのが一番の方法だと思います。
もちろん、今現在スポーツをやっている方、トレーニングをしている方は、
良い状態で長く続けられるよう頑張ってください。 そしてもし、それが続けられない状態になってしまったときは、
できるだけ体を動かすことを心がけてください。
もし私がジムなどのトレーニング施設に勤めていたら、
お客さんにいろいろ面倒なことを言いますから、きっと厄介者だろうなぁ…(笑)