オミクロンへの対応
昨年末、小康状態となっていた
新型コロナウイルスは、
新たな変異株、オミクロンの登場によって
微増に転じ、1月22日(土)には東京都で
過去最多となる1万1227人の新規陽性者数となりました。
これまでのコロナウイルスと
変わらない影響があるのならば
間違いなく緊急事態宣言となるところですが、
このオミクロン株、とても厄介です。
まず感染力が今までに比べ強いこと。
これはイギリスでの研究ですが、
家庭内感染を追跡したところ
接触者に伝播する確率がデルタ株の場合10%でしたが、
オミクロン株は18%と非常に高くなっていました。
さらに今までに比べ無症状の場合が多いこと、
発症しても風邪と同じような症状しか出ないことも多く
重症化率も今までに比べると極端に低くなっています。
その為、感染者数の増加=重症化・死亡者の増加とはならず
これまでのように新規感染者数の増加を
行動抑制などの目安にできなくなってしまいました。
こうなると人流を止めたり、経済活動への圧力をかけづらくなる為
日常生活の中、無自覚で感染する人・させてしまう人がとても多くなり
必然的に新規感染者数が急激に増えてしまうのです。
警戒は必要だけど、どこまでやるのが正解か
今まで以上に難しくなって、
専門家・メディア関係・個人と
それぞれの立場によって意見が分かれてしまう状態です。
私個人の意見としては、
風邪やインフルエンザと同じとは考えず、
今まで通り気をつけるべきところを気をつけつつ
自ら感染の可能性が高まるような行動は控える
というのが一番だと思います。
感染者数という分母が増えれば、
確率は低くてもその中から重症化する人
場合によってはお亡くなりになってしまう方も出てくるでしょう。
それが自分や家族、友人や近しい人たちかもしれないと考えれば
まだまだ安心できる状態にないのは明らかです。
当院では基本的なことに注意しつつ営業を続けてまいりますが
皆様も十分に注意して頂き、引き続き感染拡大予防に
ご協力いただきますよう、よろしくお願い致します。
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